先日、NHKで放送していた番組によると、アンケートに現在幸せであると答えた人は、男性28.1%・女性34.8%だということでした。
番組内で、幸せな人とそうでない人の双方に取材をしていたのですが、その考え方に明らかに差がありました。
それは、それぞれの人が目指している「らしさ」でした。
いったい、どんな「らしさ」を目指すと、幸せになれて、どんな「らしさ」を目指すと幸せになれないか、わかりますか?
ぜひ、少し考えてみてください。
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さて、人は、どんな「らしさ」を目指すと幸せになれて、どんな「らしさ」を目指すと幸せになれないか。
幸せになれない「らしさ」は、たとえば、次のような「らしさ」です。
・男らしさ 女らしさ
・父親らしさ 母親らしさ
・子供らしさ
・社長らしさ
・社員らしさ
・先生らしさ
・生徒らしさ
これらの「らしさ」を目指してしまうと、間違いなく幸せにはなれません。
なぜなら、これらの「らしさ」の判断基準が自分の中になく、どこまで追い続けても満たされることがないためです。
さらに言えば、これらの「らしさ」の明確な判断基準は、この世界のどこにもありません。
どこにもないあいまいな判断基準を追い続けていても、人は幸せになれないのです。
そのため、この世界にあるほとんどの「らしさ」を目指してしまうと、人は幸せになれないのです。
では、幸せになれる「らしさ」は何か。
それは、唯一、「自分らしさ」です。
これだけです。
この「自分らしさ」は、自分の中に判断基準を持つことが可能ですので、自分で満たすことが唯一可能な「らしさ」なのです。
ですので、幸せになりたいのであれば、自分以外の「らしさ」を追うことをやめて、「自分らしさ」を追うことに集中することがきわめて効果的なのです(^^)
ただ、自分の中に判断基準のない「自分らしさ」は、本当の意味での「自分らしさ」ではありませんので、まずは、「自分らしさ」を明確にしていただくことが重要ともいえます。
この話はまたいずれ書きたいと思います。