起業してビジネスを起こす場合、下記の3つが重要です。
1.価値を見つける(自分を知る)
2.価値を提供する(相手を知る)
3.費用を受け取る(稼ぐ)
この3つすべてが同じくらい重要であり、いずれかひとつが欠落するだけで、ビジネスは成り立ちません。
この3つが循環してはじめてビジネスとして成立します。
この中で、多くの起業家が越えられない壁が3です。
とくに、物品販売でなく、サービス提供型の起業家にとって超えることが難しい壁になっています。
1と2は比較的多くの方が到達します。
基本的に自己完結できる部分が多いためです。
しかし、3は自己完結できません。
相手がいて、相手に認められる必要があるためです。
無償奉仕かボランティアを考えているなら、3の部分は不要です。
1と2だけで成立します。
ただ、ビジネスとして考えているなら3がない場合は成立しません。
人も情報もお金も集まりません。
ビジネスを広げるためには、素晴らしい価値が提供できることはもちろんですが、3をシステム化する必要があります。
このことは、長期的に実績のある起業家からしか学べない真理です。
短期的成功は比較的誰でもできますが、10年を超える長期的成功は、真理を深く正しく理解していないと生まれません。
また、このことを別の視点から見ると、学校教育では、1と2のみを教えます。
それは、学校教育が基本的に、会社員と公務員を育てる仕組みであるからです。
3を覚えてしまうと、従順な会社員や公務員にはならないので、除外しています。
その結果、3ができない社会人が大量に生み出されています。
ほとんどの人は、3を意識できないどころか、罪悪感まで持ちます。
ある意味、大袈裟に言うと、国家的な洗脳です。
お金を貰う事への恐怖を持っている人が多いのはその結果だといえます。
今、経済的に自立できていない人のほとんどがこうした考えをもっていて、会社や国家に経済的に依存しているのです。
そのため、ほとんどの起業家が、数年たつと事業が停まります。
そして、会社員や公務員として働きながら夢を諦めます。
結果的に、学校教育が望む姿に落ち着きます。
3が最優先ではありませんが、1も2も3も同時に一貫性を持って成立させることがビジネスの原理原則なのです。
私は、過去に高い志を持ちながら、うまく行かなかった若い方も多数見てきました。
ほとんどの方が越えられなかった壁が3です。
そして、ほとんどの方が、やりたくない仕事をして生活しています。
このサイトをご覧のみなさんにはそうなってほしくないと願っています。
なお、お金を貰う事への恐怖は後天的に形成された信念ですので、コーチングにより変えることが可能ですのでご安心ください。