最近、病気について相談を受けることが多くなってきましたので、私の基本的な考え方をお伝えしておきたいと思います。
それは、「すべての病気はメッセージである」というものです。
例えば、風邪などの場合、そのメッセージはわかりやすいのですが、おおむね「無理しすぎているので休みなさい」というものです。
ですので、基本的に休むと治ります。
とてもシンプルです。
休む以外に、薬を飲んで治すという方法もありますが、こちらは、ある意味、「休みなさい」というメッセージを無視している行為と言えます。
常識的に見ると、風邪をひいたら薬を飲んで治すという方法の方が一般的ですが、それは別の側面で見ると、メッセージを無視して直視しない行為といえるです。
ただ、風邪程度であれば、メッセージのレベルとしては軽いので、無視して薬を使っても何とかなります。
しかし、いわゆる習慣病、難病、大病は、薬では何ともなりません。
それは当たり前です。
すべての病気はメッセージであるからです。
メッセージは、相手に伝わることが目的です。
ですので、病気というメッセージを自分が受け止めるまで、病気は治らないのです。
留守番電話を聞かないと、留守電サインが消えないのと同じくらいシンプルなことなのです。
では、それぞれの病気は、どのようなメッセージなのか。
それを適切に読み解く必要が出てきます。
これは、よく考えれば、かならず分るようになっています。
例えば、風邪の場合、熱が出て、関節が痛くなって、動きにくくなります。
「休みなさい」というメッセージなので、身体を動きにくくするわけです。
非常に良くできたメッセージだと言えます。
その他の病気もこれと同様です。
病気になって、できなくなることをやめる。
病気になって、できることをやる。
基本的な考え方は、これで大丈夫です。
そして、体調を見ながら、調整していけばいいのです。
病気のメッセージに沿った言動をすれば、病気は快方に向かいますし、病気のメッセージに沿わない言動をすれば、病気は悪化します。
最終的に、病気というメッセージをすべて受け止めることができれば、病気はその目的を達成し、消え去るわけです。
ですので、薬を飲む、悪い部分を切る、などという方法は、本質的な改善とは言えないのです。
つい先日、盲腸は切らない方がよいというような新しい科学的な根拠が報道されていましたが、そんなことは当然なのです。
病気というメッセージを受け取らずに無視して切る行為が真理であるはずはないのです。