今朝の日経新聞から。
冒険家の方が、クラウドファウンディングを利用して、冒険資金を調達し、出資者へのお礼として北極点の氷を持ち帰るという記事です。
将来的に、このような資金調達方法が増えてくると考えます。
その理由は明快です。
ものごとの形や仕組みは、より本質的な方向に進んでいくからです。
お金の本質的な意味は、価値と感謝の循環です。
この本質に従うほど、お金はうまく流れますし、この本質に背くほど、お金はうまく流れません。
そのため、例えば起業の際、銀行から融資を受けるという形は、少し本質からは離れた形になっています。
より、本質に近い形は、この記事のように、その価値を享受する人から直接出資を受けるという形です。
これは、銀行が、間接金融といわれるゆえんでもあります。
これまでは、効率化などの側面から、資金が銀行を経由した方が便利でした。
しかし、いま、インターネットを始めとする、様々な技術革新により、直接金融が容易になってきています。
その結果、お金がより本質的な形で流れようとしていると言えます。
例えば、サービス業を起業する場合、そのサービスの対象となる方に出資を募り、代わりにサービスを提供する。
適正な価値のサービスを提供できれば、出資者は圧倒的にコアな顧客になり、次の顧客を引き連れてきてくれるでしょう。
こうしたより本質的なお金の循環が発生するようになると、起業のリスクはますます低くなります。
銀行から融資を受けるから債務超過があるわけで、銀行から融資を受けなければ、債務超過は起こりえません。
この宇宙の原理原則は、より本質を知り、それに沿って行動した人ほど幸せになるということです。
本質を見抜き、本質に沿った行動をすぐにはじめることが重要です。